LCCでも「全機抗菌コーティング済旅客機」で運航へ JAL傘下LCC「ZIPAIR」 作業の様子

7月には、ホノルル線の再開も予定されています!

3~5年効果継続が見込まれる「コーティング剤」

 JAL(日本航空)グループの国際線LCC(格安航空会社)、ZIPAIR Tokyoが2021年6月1日(火)、同社の旅客機の客室に「抗ウイルスコーティング」を施す作業を完了しました。

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報道陣に「抗ウイルスコーティング」を施す様子が公開されたZIPAIR機(2021年6月1日、乗りものニュース編集部撮影)。

 同社の抗ウイルス・抗菌コーティングとして採用されているのは、中村・フクイヤ(愛知県海部郡)の「ダイヤモンドマジィック D-VII」。触媒の作用によりその効果が長期間持続するもので、抗菌製品技術協議会(SIAA)の定める抗ウイルス・抗菌性能と安全性が確認されているそうです。効果はおよそ3年から5年持続すると見込まれており、今後はモニタリングによってその期間を確認する予定としています。

 このコーティング作業は座席はもちろんのこと、荷物収納スペースや壁、化粧室やギャレー(キッチン)などにも施されました。1日に報道陣に作業が公開されたボーイング787-8型機「JA825J」をもって、ZIPAIRが保有する2機の機体はともに「コーティング作業済み」となります。今後これらの機体は、成田~ソウル線、バンコク線のほか、7月21日から再開される成田~ホノルル線に投入予定です。

 このほかZIPAIRでは、不織布マスクと除菌シートのセット「ZIPAIR ケアキット」の配布、飛行中の定期的な機内消毒、客室乗務員・空港係員のマスク着用などを実施。「お客さまに安心してご利用いただけるよう取り組んでまいります」とコメントしており、コロナ禍からの需要復活にむけ、着々と準備を進める様子が見られました。

【了】

【超徹底!】写真で見る、ZIPAIR「抗ウイルスコーティング」作業の様子

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