旅客機「ボーイング777」が初飛行【今日は何の日?】

6月12日、ボーイングが手掛ける旅客機「777」が初飛行しました。

 1994(平成6)年の6月12日。アメリカの航空機メーカー、ボーイングが手掛ける旅客機「777」が初飛行しました。

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JALとANAのボーイング777型機(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 777は当初、同社の767型機をベースに巨大化を図ろうと、1980年代に「767-X」と称して開発が始まりました。そのため共通点の多いルックスとなり、「巨大な767」といった印象も受けます。開発には、航空会社も参画する「ワーキング・トゥギャザー」という方法がとられ、当時としては画期的でした。

 777は胴体直径6.2mの太い真円型を採用し、主翼も新設計。コックピットは、当時の「ジャンボジェット」の最新タイプである747-400型機のスタイルを踏襲しました。ちなみに、初号機はアメリカのユナイテッド航空へ導入されています。

 日本でのデビューは1995(平成7)年12月23日、ANA(全日空)の羽田~伊丹線。JAL(日本航空)やANAでは、「ジャンボジェット」747シリーズの後継として、国内線、国際線両面で大型主力機として使用され、「トリプルセブン」の愛称でも親しまれてきました。また、のちに胴体延長タイプの777-300も開発され、こちらは世界最大の双発旅客機としても知られています。

 2021年現在、新型コロナウイルス感染拡大で航空需要が低迷していることなどを受け、例えばJALやANAは777の保有数を見直すことで、固定費の削減を図っています。

【了】

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