開かずの踏切渋滞「6割減!」 西武新宿線”片方だけ高架化”の効果あきらかに バスも「時間が読める!」
西武鉄道が、東村山駅やその周辺で実施した新宿線下り線の高架化による効果のデータを公表しました。
「高架化の効果」どんな感じ…?
西武鉄道は2026年3月5日、昨年2025年に実施した東村山駅付近の新宿線下り線の高架化について、道路渋滞の緩和など事業効果のデータを公表しました。
東村山駅(東京都東村山市)は西武新宿線、国分寺線、西武園線が交わる北多摩のジャンクション駅です。駅東側には主要な南北軸である府中街道が通るなど、地上交通の要衝となっていますが、3路線が複雑に乗り入れているため“開かずの踏切”も周囲には多い状態でした。
こうした状況の改善を見据え、西武鉄道は2013年度より東京都と東村山市と連携し、東村山駅とその周囲を高架化する事業に取り組んでいます。事業では駅舎のほか、乗り入れている新宿線2.3km、国分寺線0.8km、西武園線1.4kmの線路を高架化する計画。2025年6月29日には初弾として、新宿線下りの線路と駅ホームの一部が高架化されました。
高架化直前の2025年6月と、高架化後の2025年9月で交通状況を比較すると、1日当たりの踏切遮断時間は8時間18分から5時間43分へと、約3割減少したといいます。
また府中街道における平日1日の最大渋滞長も、南行きで700mから250mに、北行きが530mから200mに、それぞれ約6割短縮されました。連動して東村山駅前後の所要時間(新宿線・西武園線の分岐点付近から多摩湖線八坂駅付近まで)も南・北行きともに約3割短縮されました。
さらに西武鉄道が行ったアンケートでは、地元住民や事業者の約7割が踏切待ち時間の短縮や、渋滞緩和などの効果を実感しているとのこと。「踏切内で人や自転車が錯綜していたが、その状態も緩和され安全になった」(地元住民)、「交通の流れが良くなり、交通渋滞が緩和された」(消防署)、 「回送や運行の際の時間が読めるようになった」(バス事業者)などの声も寄せられたそうです。
西武鉄道は事業について、「引き続き、国分寺線、西武園線及び新宿線上り線についても、早期の高架化に向け、工事を進めていきます」とコメントしています。なお、高架化前の東村山駅は地上3面6線でしたが、高架化の完了後は2面4線に変わる計画です。





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