自衛隊にクマ襲来 その対応の法的根拠は何になる? 武器使用が認められるにも条件アリ

陸上自衛隊の駐屯地へクマが侵入し、猟友会により駆除されました。自衛隊の装備品があれば、猟友会に頼らずともクマの駆除は可能かもしれませんが、そうしなかった理由と、そうするために満たさなくてはならない条件などを解説します。

クマへの武器使用 あるとしたら根拠は「刑法」か

 まず、自衛官には平時から武器を使用することが認められているケースがあります。たとえば、自衛隊施設の警護です。

 これは、2001(平成13)年に発生したアメリカの9.11同時多発テロを受けて、自衛隊法第95条の2(現在では第95条の3)として新設された「自衛隊の施設の警護のための武器の使用」という規定に基づくもので、これに従事する警衛隊が詰める警衛所には弾薬も備え置かれています(陸上自衛隊服務規則第56条など)。

 しかしこの規定は、たとえばテロリストや工作員が駐屯地などの自衛隊施設を襲撃してきたケースを想定したもので、野生動物であるクマに対して、この規定を根拠に小銃などを発砲することはできません。

 では、やはり自衛官がクマに対して銃を使って対応することはできないのでしょうか。じつは、それが認められ得るケースが存在しないわけではありません。

 たとえば、先ほど説明した施設警護に従事する自衛官に対してクマが襲いかかってきた、あるいは仲間の自衛隊員がクマに襲われそうになっているという場合には、緊急避難(刑法第37条)という形で武器を使い対応することも不可能ではないと考えられます。

 ただし、「緊急避難」は自分や他人に対する危険が非常に切迫している場合に認められるなど、さまざまな要件を満たす必要があるため、たとえばクマが周囲に誰もいない場所で寝そべっているような場合には、緊急避難は認められないと解されるでしょう。

周囲は畑と住宅街 札幌市郊外の丘珠駐屯地

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コメント

8件のコメント

  1. 和人が来る前は、食べもしないのにクマを殺すことはなかったのでしょう。

    • 熊の肺もアイヌの立派な食事です。

    • 熊の胃は立派なクスリで、熊の手は立派な中華食材です。

  2. 「乗りものニュース」で乗り物がまったくない記事

  3. 自衛隊の小銃用の弾はフルメタルジャケットといって鉛のコアに銅のコーティングされた世界の軍隊共通の仕様です。熊に適した弾丸ではなく、綺麗に貫通してしまい、半矢といわれる危険な状態にしてしまい兼ねません。ハンター仕様の特殊な弾丸が必要になりたす。

  4. 熊にすら対応できないのにどうやって北のテロリストに対応するつもりなんだ?

    • 規律を重んじた結果だよ

  5. その警衛所に備えられてる弾薬が入ってる箱を取り出すだけで幾重にもなる鍵で解除し、その箱の鍵も解除し、尚且つ銃は銃立おーにカギで施錠してるから危険を察知して銃を取り出し弾薬を詰め込んで射撃態勢が取れる時間が5〜10分を要する事になり即応性が乏しく事態は悪化をたどる事になる。

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