紀勢道の三重県側、熊野までつながる! 「熊野尾鷲道路」尾鷲北~尾鷲南 8月開通

尾鷲市街のバイパス、ようやくつながりました!

尾鷲~熊野の未開通区間5.4kmがつながる

 国土交通省中部地方整備局 紀勢国道事務所は2021年7月21日(水)、三重県で事業中の国道42号「熊野尾鷲道路(II期)」尾鷲北IC~尾鷲南IC間5.4kmが、8月29日(日)15時に開通すると発表しました。

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建設中の尾鷲北IC~尾鷲南IC間(紀勢国道事務所の動画より)。

 伊勢道の勢和多気JCT(多気町)から南へ延びる紀勢自動車道の延伸部です。尾鷲南ICから南も熊野尾鷲道路の名で熊野大泊IC(熊野市)までが開通しています。両道路をつなぐ尾鷲北IC~尾鷲南ICは、ちょうど尾鷲の市街地を山側へ迂回する区間で、2012(平成24)年に尾鷲北ICができて以来、未開通のままでした。

 開通効果として紀勢国道事務所は、並行する国道42号に存在する南海トラフ巨大地震による津波浸水想定区域を回避できること、災害時における安全性、信頼性の確保、スムーズな救急搬送、地域観光の活性化などを挙げています。熊野市の紀南病院から、伊勢市の伊勢赤十字病院への転院搬送時間は、今回の開通で約5分、熊野尾鷲道路の整備前と比べると約24分短縮されるそうです。

【了】

【開通区間の地図・概要】

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