近鉄バスが電気バス導入 中国BYD製の小型 大阪市・東大阪市で2022年春から

大阪市と東大阪市の短距離路線でデビューです。

国土交通省の補助事業により導入

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近鉄バスが導入する電気バス(画像:近鉄バス)。

 近鉄バスは2021年8月18日(水)、温室効果ガスの排出がゼロである電気バスを2台導入し、2路線で運行すると発表しました。

 これは国土交通省の地域交通グリーン化事業による「自動車環境総合改善対策費補助金」を活用した取り組みです。

 導入される電気バスはビーワイディージャパン製の「小型電気バスJ6」で、定員は29人。最高速度は約70km/h、約3時間の充電で200km走行可能です。また、災害時はバスの蓄電池が非常用電源にもなる構造です。現在、茨城県つくばみらい市や上野動物園など各地で導入が進んでいます。

 電気バスが導入される路線は、八戸ノ里駅と市立東大阪医療センターを結ぶ「東大阪病院線」、大阪上本町駅とJR桃谷駅を結ぶ「警察病院線」の2路線です。

 近鉄バスでは「2050年のカーボンニュートラル実現に向けて積極的に取り組み、SDGsが目指す持続可能な社会の実現に貢献してまいります」としています。この取り組みにより、今後10年間で約428トンのCO2排出削減効果を見込んでいるとのことです。

 関西では京阪バスが2月にビーワイディージャパンと協定を締結し、電気バスの導入を進めています。京阪バスでは、京都駅周辺を結ぶ循環路線に使用されるバスを、全て電気バスとする取り組みを行っています。

【了】

【BYD製の小型電気バス 小型から大型まで見る】

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