アメリカ海軍 弾道ミサイル対応可能なイージス艦2隻を第7艦隊へ増備 横須賀へ入港

日本を定型港とする米海軍イージス艦は10隻超へ。

同じような艦ながら性能は少し異なる2艦

 アメリカ海軍横須賀基地は2021年8月16日(月)、ミサイル駆逐艦「ヒギンズ」と「ハワード」が日本に到着し、第7艦隊所属として前方配備についたことを明らかにしました。

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米海軍横須賀基地に接岸したイージス駆逐艦「ヒギンズ」(左)と「ハワード」(画像:アメリカ海軍)。

 2艦とも、いわゆる「イージス艦」と呼ばれるタイプの軍艦であるアーレイバーク級駆逐艦で、「ヒギンズ」は26番艦、「ハワード」は33番艦になります。両艦とも基本的な艦形は変わらないものの、前者がフライトIIと呼ばれるタイプ、後者がフライトIIAと呼ばれる改良型であるため、「ハワード」は船体後部に艦載ヘリコプター用の発着甲板および格納庫を備え、MH-60多用途哨戒ヘリコプターを2機搭載しているのが特徴です。

 なお、「ヒギンズ」「ハワード」ともに弾道ミサイル対処能力(BMD)が付与されています。

 また、この2艦と入れ替わる形で、25年もの長きにわたって第7艦隊所属として前方配備されていたイージス駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が8月18日(水)、アメリカ本土西海岸のサンディエゴへ向け、横須賀を発っています。

【了】

【写真】横須賀に姿見せた「ヒギンズ」と「ハワード」

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