韓国海軍 新型フリゲート「ポハン」進水 艦名は韓国有数の工業都市に由来

コンパクトな船体ながら重武装というのがポイント。

コンパクトながら艦載ヘリも運用可能

 韓国海軍は2021年9月8日(水)、新型フリゲート「ポハン」が進水したと発表しました。

「ポハン」はテグ級フリゲートの6番艦で、船体サイズは、全長122m、全幅14m、全高35m、排水量約2800トン。乗員は約120名で、5インチ(127mm)単装砲や近接防御火器(CIWS)20mmファランクス、対艦ミサイル発射機などを搭載するほか、各種ミサイルを発射可能な垂直発射装置「KVLS」などを装備し、艦載ヘリコプター1機の運用能力も有しています。

 主機には、ディーゼルエンジンと発電機からなる「ディーゼル・エレクトリック」に、ガスタービンエンジンを組み合わせた、「CODLOG」と呼ばれるハイブリッド推進方式を採用しており、最大速力は30ノット(約55.6km)だそうです。

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韓国海軍の新型フリゲート「ポハン」(画像:大韓民国海軍)。

 なお艦名の「ポハン」とは、韓国東部にある浦項市のことです。ここは韓国最大の鉄鋼メーカーであるポスコの本社がある韓国有数の工業都市であるほか、韓国海兵隊司令部および第1海兵師団司令部が所在する街でもあります。

 韓国海軍の計画では、「ポハン」は2023年に就役する予定です。

【了】

※一部修正しました(9月8日17時25分)。

【写真】支綱をハサミで切断「ポハン」進水の様子

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