東関東道「水戸線」延伸どこまで進んだ? “休憩施設”の位置決定 連絡調整会議で
高架橋もできてきています。
休憩施設は麻生IC付近に
国土交通省 常総国道事務所は2021年9月16日(木)、茨城県で建設中の東関東道「水戸線」潮来IC~鉾田IC間について関係者間の連絡調整会議を開催、その進捗を確認しました。
同区間は霞ヶ浦と北浦のあいだを南北に貫く30.9km、途中には麻生IC、北浦IC(いずれも仮称、茨城県行方市)も設けられます。開通すれば、鹿島港や茨城港、成田空港、茨城空港などの交流拠点を結び、陸・海・空の広域交通ネットワークを形成するとされています。
用地取得は約98%、埋蔵文化財調査も約99%と進捗しています。工事については一部で橋梁の上部工まで進んでいるほか、本線の函渠などの建設も進んでいるということです。
2019年から検討されている休憩施設の候補地についても今回、その位置が示されました。
行方市南部の麻生IC付近(候補1)、市北部の北浦IC付近(候補2)の2か所に絞りこまれていましたが、道路利用者の利便性向上、整備コスト、地理的条件、防災機能の確保などを総合的に判断。地域振興がより促進される拠点となるよう地域振興施設の併設を見据えた総合的な観点から、候補1の麻生IC付近、行方市青沼地先(東関道水戸線と県道水戸鉾田佐原線の交差箇所)とすることが確認されました。
休憩施設の整備形態や、地域振興施設の併設については「茨城県、沿線自治体及び事業者が相互に協力しながら引き続き、検討・調整を進める」とされています。
【了】
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