常磐道はあまり混まない? 東京~仙台、東北道経由より1時間早いことも その活用法
東北道や関越道と比べ、長い渋滞が少ない傾向の常磐道。福島県いわき市以北で最高速度が低くなることから、通常は東北道経由よりも時間を要しますが、交通量が多いときには東北道経由より1時間以上の短縮となることもあります。
長い渋滞が少ない常磐道
異例の10連休となる2019年のゴールデンウイーク。高速道路も交通量が増え、各所で渋滞が予想されることがNEXCOから発表されています。首都圏で特に長い渋滞の発生地点としては、東北道の羽生PA付近(下り)や加須IC付近(上り)、関越道の東松山IC付近(下り)や高坂SA付近(上り)などで、最大30kmから40kmと予想されています(いずれも埼玉県内)。
そうしたなか、このような長い渋滞の発生が予想されていない路線のひとつが常磐道です。10km以上の渋滞は他路線と同様に発生するとされているものの、長くても20km(5月5日〈日〉の上り線、千代田石岡IC付近が先頭)までです。
常磐道は東北道の迂回路としても使えます。外環道から仙台付近までの距離は、常磐道経由が311km(三郷JCT~仙台若林JCT)、東北道経由が324km(川口JCT~仙台南IC)。ただ、常磐道はいわき中央IC以北で片側1車線区間が続き、最高速度が70km/hに制限されるため、通常は東北道経由よりも時間がかかります。
しかし、NEXCO東日本関東支社の「渋滞予報士」外山敬祐さんによると、正月のUターンラッシュにおいて同じ時間に仙台エリアを出発したクルマが外環道まで到達するのに、常磐道経由では208分、東北道経由は274分と、常磐道経由のほうが1時間以上早くなった事例もあるとのこと。
外山さんは、渋滞は複数の要因が組み合わさることで発生するため一概にはいえないとしつつも、「東北道に比べて常磐道のほうが交通量が少ない傾向です。このため東京~仙台間の移動は常磐道を使ったほうが早く到着できるケースもあります」と話します。
国道6号と4号で比較すると更なる差がでるかも
更には冬季に雪に見舞われる可能性は6号が断然低いし、高速道路が主役の時代でもバイパスが整備されてる地域は移動が楽ですね。
国道6号は、現在は、居住制限区域を通るので余計に交通量が少なく、信号で止まることがないので、一般道でも速かった。
解除されるまでの期間限定ではありますが。
常磐道は運転手のマナーがいいことも通過時間が早い理由だと思います。
東北道は90km/hで追越車線を塞ぐドライバーや、なかなかキープレフトせず第2走行車線が混雑する様子がよく見られますが、常磐道には追いつかれたらすぐ譲る人が多くて道路のキャパシティを有効に使えていることが多いように思います。