航空機用「鷲のように動きまくる?翼」エアバスが開発へ ビジネスジェットに実搭載し実証

「ウイングスパンも変わる」…すげえ!

生体模倣に触発され…

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスが2021年9月に、次世代航空機向けの「高性能翼」を検証するプロジェクトをスタートさせました。この高性能翼には「生体模倣に触発されたさまざまな技術」(エアバス)が用いられているといいます。

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エアバスが検証を進める「高性能翼」プロジェクトのイメージ(画像:エアバス)。

 検証でセスナ社のビジネス・ジェット「セスナ・サイテーションVII」へ搭載される翼は、鷲(ワシ)を模したものとのこと。「ワシが舞い上がるのと同じように、翼形や、スパン(長さ)、表面を適応することで、飛行効率を上げることができる」としています。この翼には、突風センサーやポップアップスポイラー、表面を動的に変化させる多機能後縁などを備え、検証が実施されるとのことです。

 この検証の目的としてエアバスは、翼の空気力学的性能の改善などを挙げています。また、飛行効率の向上で、CO2排出量の削減も貢献できるとしています。

【了】

エアバスが開発進める「エイみたいな旅客機」

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