排気量8200ccも!? 横綱級バイク「ボスホス」が生まれたアメリカンな理由 ホントの横綱も愛用

唯一無二の巨大バイクが生まれたワケ

 ボスホスがこのようなトンデモバイクばかりを作っている原動力は、ひとえに創立者の熱い情熱と言えるでしょう。

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ボスホスが製造するトライク(画像:ボスホス)。

 ボスホスの創立者モンテ・ウォーンは民間の航空会社の元パイロット。飛行機のスピードに魅了されるうちに、「地上でも速さを追い求めたい!」と思うように。究極の速さを追求した結果、「バイクに自動車のエンジンを搭載する」という、スケールの大きすぎる結論に至ったのです。

 大規模な生産ラインを持たないとはいえ、創立から30年が経過し、2006(平成18)年時点で販売台数は4000台を超えています。日本で遭遇する機会はなかなかありませんが、栃木県足利市にある日本法人「ボスホスジャパン」が新車や中古車の販売を行っています。また、SNS上ではオーナー達によるコミュニティもあり、交流が盛んです。

 その中でも、意外な方がボスホスオーナーとして話題になったことがあります。それが、元横綱の曙さん。現役時の公称体重が233キログラムという巨体で、幕内優勝11回を誇る横綱の相棒として、ボスホスの超級バイクは確かに見劣りしない存在感といえるかもしれません。

 ちなみに、ボスホスは二輪バイクだけでなく三輪バイク(トライク)の製造も行っています。もちろんそのサイズも桁違いで、排気量6200ccのV8エンジンを搭載し、自動車並にゴツいタイヤで走ります。いやはや恐れ入りました。

※誤字を修正しました(10月6日16時20分)。

【了】

【「ボスホス」の超級モンスターバイク&トライクを見る】

Writer: 山崎大悟

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