重責担う「新大阪の最寄りIC」工事進む 阪神高速「淀川左岸線」のいま 前倒し開通なるか
大阪市と阪神高速道路が建設を進めている「淀川左岸線」のうち、新御堂筋に接続する豊崎ICの工事が進捗しています。新大阪からすぐの立地にできるICにより、周辺は大きく変わりそうです。
構造物の工事も始まった「豊崎IC」
大阪市と阪神高速道路が建設を進めている「淀川左岸線」、その当面の終点となる予定の豊崎IC(仮称)について、工事が本格化しています。阪神高速道路によると、2021年10月現在、一部ランプでは橋脚基礎工事を推進しているほか、「延伸部」に接続するランプについても、杭基礎や地中連続壁(土留め)の施工といった構造物の建設が始まっているそうです。
淀川左岸線は5号湾岸線の北港JCTから近畿道・第二京阪の門真JCTまで、淀川の南側を東西に結ぶ予定の路線です。現在はその西側、北港JCTから3号神戸線 海老江JCTまでの第1期5.6kmが開通しています。
そこからさらに東へ4.4km、豊崎ICまでが「淀川左岸線2期」とされる区間です。途中には、国道176号(十三バイパス)やあみだ池筋などと接続する大淀出入口(仮称)も設けられます。1期区間は淀川から南のやや内陸側を地下トンネルで貫きましたが、2期区間は路線名の通り淀川の“へり”を進むルート。本線は川の堤防と一体になったトンネルで、豊崎ICにて新御堂筋(国道423号)の新大阪方面へ接続します。
豊崎ICから新大阪駅までは北へ2km足らず。東海道新幹線をはじめ多数の鉄道が乗り入れる新大阪駅、その最寄りの高速道路出入口となることから、このICの整備を前提に、様々なビッグプロジェクトが動いています。
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