「東京タワー~竹芝」「高輪・白金循環」ミニ電動バスの実証実験へ 急坂地域の足めざす

コミュニティバスと徒歩の間を埋める、新たな移動サービスの試みです。

バスの通れない急坂・狭隘エリアを中心に通行

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港区内の移動サービス実証実験に用いられる車両(画像:JR東日本)。

 東急不動産とJR東日本などが共同で、2021年11月から約1か月間、東京都港区内の2エリアに小型電動モビリティによる移動サービスの実証運行を行います。

 この取り組みは、区内の東西方向の移動手段が南北方向に比べて乏しく、地形の起伏が激しいため徒歩や自動車の移動が負担となるといった地域課題の解決を図るものです。また、旅行者や住民が近隣地域へ気軽に移動するための「マイクロツーリズム」促進も視野に入れています。

 第1期は11月12日から22日まで、浜松町・竹芝エリアで実証運行。東京タワーから港区役所、浜松町駅を経由して、竹芝駅へ向かいます。乗車には専用のスマホアプリから15分前までに予約を行います。

 第2期は11月24日から12月6日まで、高輪・白金・白金台エリア で実証運行。高輪ゲートウェイ駅を起終点に、高輪二丁目を経由する1周30分のルートと、北里研究所病院や白金台駅などを経由する1周60分のルートが設定されています。乗車には、港区のウェブサイト内の予約フォームから予約します。
 
 いずれも乗車は無料です。

 実証運行に使用される車両は、20km/h以下で公道を走行可能な電動カートです。この車両により、これまでの交通手段よりもきめ細やかな移動を提供し、低炭素社会にも貢献する「グリーンスローモビリティ」を実現するとしています。
 
【了】

【実証運行のルート】

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