アメリカ海軍 佐世保に排水量1万5000トン超の大型揚陸艦「ラシュモア」を配備
“お姉さん”と入れ替わりで来日しました。
30年前に就役したベテラン揚陸艦
アメリカ海軍は2021年11月17日(水)、ドック型揚陸艦「ラシュモア」が長崎県の佐世保基地へ到着し、第7艦隊所属として前方配備についたと発表しました。
「ラシュモア」は1989(平成元)年5月6日に進水、1991(平成3)年6月1日に就役したホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦の7番艦で、全長は185.9m、満載排水量は約1万6300トンあります。
乗員約400名のほかに海兵隊員など約500名を収容でき、また船体後部に設けられたウェルドックにはエアクッション型揚陸艇(LCAC)を最大4隻搭載することが可能です。
説明によると、今回の「ラシュモア」の佐世保配備は、9月に佐世保を離れた姉妹艦「ジャーマンタウン」の代わりだとのこと。同型艦どうしを交代させた形のようです。
なお、アメリカ海軍太平洋艦隊によると、「ラシュモア」はアメリカ海軍艦船として初めてスマートシップになった船だそう。1997(平成9)年に、電子チャートディスプレイ、統合ブリッジシステム、統合機械制御システムを搭載し、初のスマートシップになったとしています。
【了】
※一部修正しました(11月22日11時35分)。
揚陸艦ラシュモアの全長、記事中では15.9mとなっていますが、公表では185.9mです。