阪堺 国内現役最古「モ161形」復活!期間限定で運行へ クラファンで修復成功

12月2日から2月末まで運行されます。

93歳の最古参が通常運行に復帰

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現役最高齢のモ161号。写真は前回の修繕時(画像:阪堺電気軌道)。

 大阪市と堺市で路面電車を運行する阪堺電気軌道は2021年12月2日(木)から、国内最高齢の電車である「モ161形」(161号車)を期間限定で営業運行します。運行期間は2022年2月末まで、阪堺線・上町線の全線を走行します。

 モ161形は1928(昭和3)年に運行開始。現役で営業運転している電車としては国内最古のものです。現在は定期運行から引退し、主に貸切専用車両として運用されています。現在、161号車、162号車、164号車、166号車が現役。そのうち161号車が今回修繕完了し、一般運行でお披露目されます。

 半鋼製車のため木製部分を中心に腐食が進み、大規模修繕が必要となることから、阪堺はことし3月から6月までクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じ、出資者を募集。目標額の748万円に対し、約1400万円の調達に成功。修繕工事は9月に完了しました。

 修繕の完了にともない、出資者向けに完成披露撮影会を実施。今回、一般にも修復した姿を見てもらえるよう、営業運行を実施するに至ったとのことです。

 モ161形の走行位置は、南海アプリの電車位置情報から確認可能。ワンステップ車両を表す赤いアイコンが割り当てられるとのことです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 運行期間満了ののちは本線運転はしないということですか(次の検査にまた寄付を募ることはできないとか)?そして同形の残り3両はどうなるのでしょう。