戦闘機か!? 謎フォルムの画期的ミサイル「レギュラス」がトホホ兵器となったワケ
太平洋戦争始まりの地、アメリカの真珠湾の博物館には現在、「レギュラス」と呼ばれる不思議な形をしたミサイルが展示されています。実は同国の歴史では画期的な兵器だったのですが、とある理由で“迷機”となってしまったのです。
【映像】ド迫力!「レギュラス」ミサイル発射の瞬間(36秒)
Writer: 種山雅夫(元航空科学博物館展示部長 学芸員)
成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。
トホホと呼ばれるのを恐れていては技術開発の芽を摘むことになりますね。後世史家は極超音速ミサイルの軌跡を追うのにも手間のかかるイージス艦を評してトホホ兵器と言うかもしれない。