絵本の出版社でしたっけ?「交通新聞社」 専門出版社並みの点数で鉄道絵本を連発しまくる理由

大人の鉄道ファンにも刺さる絵本とは?

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「スーパーのりものシリーズ」の『しんかんせん』『とっきゅう』『でんしゃ』(画像:交通新聞社)。

 せっかくなので、数ある鉄道絵本のなかから「乗りものニュース」の読者におすすめの絵本を紹介してもったところ、「でんしゃのひみつ」シリーズをオススメしてくれました。鉄道にまつわる秘密を解き明かすシリーズで、大人の鉄道ファンにも見てもらいたい絵本だそうです。

「乗りものが好きなお子様は、大人よりも詳しかったり、掘り下げていったりするので、そういったところにも応えられるよう、しっかり取材したものを紹介しています。それが結果的に大人の方からも、そうなんだぁと思えるような内容になっているようです」(交通新聞社 こどものほん編集部)

 子どもにはちょっと難しいかな? と思えるような部分も、交通新聞社ならではのこだわりのようです。ちなみに「でんしゃのひみつ」シリーズは、『ぐるぐるまわるやまのてせん』『ちかてつのふしぎ』『しあわせのドクターイエロー』『でんしゃのつくりかた』など、これまで9作が出版されている人気シリーズです。

 ちなみに、最新刊『でんしゃのつくりかた』のテーマは鉄道車両製造。電車ってどうやって作られているのか、その材料は何か、どうやって組み立てるのかなど、ふだん非公開の電車工場に潜入し、驚きに満ちた製造工程を紹介しています。余談ですが、編集部には4歳のお子さんから「連結器の違いを教えてくれ」との質問が寄せられたこともあったそうです。

【了】

【子ども向け?】かなり詳細精密な『でんしゃのつくりかた』絵本の中身(横須賀線の新型車建造風景)

Writer: 西田伸昌

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