東京ドームの地下には何がある? 『刃牙』なら地下闘技場 実際は? 球場のもう一つの顔

人気漫画『グラップラー刃牙』は、東京ドームの地下にあるとされる闘技場が重要な舞台。東京ドームで開催される同作品の記念展で、その舞台を再現するプロジェクトも進んでいます。では、実際の東京ドーム地下には何があるのでしょうか。

東京ドームが立つ場所に由来アリ

 1991(平成3)から週刊少年チャンピオンで連載され、今なお様々なシリーズ作品がある『グラップラー刃牙』。作中では“裏の格闘技”が行われる場所として、「東京ドームの地下6階に位置する地下闘技場」が登場します。もちろん実際には東京ドームの地下に闘技場は存在しません。それでは、実際の東京ドーム地下には何があるのでしょうか。

Large 20220112 01
東京ドームシティ(画像:写真AC)。

 結論から言うと東京ドームの地下には「競輪場の“一部”」があります。というのも、自転車競技用のバンクを収納しているのです。

 現在東京ドームがある場所には、かつて「後楽園競輪場」が存在しました。1949(昭和24)年に競輪を戦後復興に利用しようと考えた東京都が主宰となり作ったもので、その人気ぶりは売り上げが全国一になるほどでした。しかし、1967(昭和42)年に当時の美濃部亮吉都知事が、都営のギャンブルを廃止する方針を打ち出したことで、1972(昭和47)年10月のレースをもって競輪場としての役割は終了。その後の後楽園競輪場は、夏は後楽園ジャンボプール、冬はゴルフ練習場として都民に利用されていたそうです。

 そして1988(昭和63)年、東京ドームが建設される際、競輪場の跡地であるという名残で、組み立て式の自転車競技用バンクを、一周400mのグラウンドの地下に収納するになったのです。実際にこの競輪場を使って自転車の大会も何度か実施されており、2008(平成20)年には北京五輪代表壮行会「サイクルフェスタ08」も行われています。

 実は関西にも、競輪と縁のある野球場がありました。かつて阪急ブレーブスの本拠地として使用されていた西宮球場です。

 西宮球場は野球場としても競輪場としても本格活用された珍しい球場でした。こちらも球場内にやぐらを立て、118枚のアスファルトをつなぎ合わせた組み立てバンクで、全盛期は阪急ブレーブスの公式戦よりも入場者数が多かったことも。しかし、プロ野球公式戦での使用終了後、競輪場としても2002(平成14)年に閉鎖され、現在、その跡地は「西宮ガーデンズ」という商業施設となっています。あまり知られていませんが、実は野球と競輪は縁のあるスポーツなのです。

 ちなみに、東京ドームシティで2022年3月から開催予定の『グラップラー刃牙』連載30周年記念展覧会では、「東京ドームの地下闘技場」が実物大で再現される予定です。

【了】

※一部修正しました(1月12日10時47分)。

【もともと何があった?】東京ドームが立つ場所の変遷 画像で見る

Writer:

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. ドームの地下といえば南北線の線路だと思ってました

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. ロシアのミサイル部品工場が「大炎上」 ウクライナ軍の航空機から発射した巡航ミサイルが「直撃」か
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号