なぜ日本は「757」がレア旅客機に…? 2022年まさかの”目撃率大幅UP”か!? -1982.2.19初飛行

2022年は日本で757目撃大幅増の可能性?

 ボーイング757は順調に生産機数を伸ばしたものの、2005(平成17)年に生産終了となりました。この理由のひとつは、ボーイング屈指のロングセラー機「737」の大型化です。

 当初100席から150席の旅客機として開発された737は、時代が進むにつれキャパシティの大きい胴体延長タイプを世に出すことになります。とくに2022年現在も日本で主力となっている737-800などに代表される「737NG」シリーズでは、200席を超えるようなサブタイプも生み出されるようになりました。このことで競合をさけるべく、757が生産終了となったのです。

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ノーザンパシフィック航空のボーイング757(画像:ノーザンパシフィック航空)。

 日本で757は、かつてデルタ航空による成田~グアム線投入などもあったものの、2022年現在は、新型コロナの影響もあり、海外航空会社の貨物便がときたま見られる程度といった状態です。

 ただ一方で、2022年は、日本でも757の遭遇率が大幅に上がる可能性もあります。

 2021年に立ち上がったアラスカ・アンカレッジ拠点のLCC(格安航空会社)、ノーザンパシフィック航空は、アジアの就航先のひとつとして日本を挙げています。同社は立ち上げにあたり、まずは757-200を主力機に。すでに初号機の納入や塗装は完了しました。

 同社の最速の就航は2022年。アンカレッジ経由で、日本と、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ラスベガスなどを結ぶ計画です。なお、日本の就航地は東京、大阪、名古屋が予定されています。

【了】

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