国道8号「彦根~東近江 バイパス道路」が都市計画手続きへ 山側に23km新設 滋賀
ついに渋滞多発区間の本丸へ、バイパス計画が進んでいきます。
事業化に向け前進
国土交通省 近畿地方整備局は2022年2月24日(木)、滋賀県の国道8号の彦根市から東近江市まで、約23kmを山側にバイパスする新たな道路について、ルート案を決定し都市計画決定の手続きに入ることを発表しました。
滋賀県の国道8号では、外町交差点や御幸橋など、慢性的な渋滞箇所が複数地点あり、バイパス道路の整備について、2015(平成27)年から調査・検討が進められていました。
今回都市計画決定に向け進められるのは、彦根市佐和山町付近から多賀大社西側を経由し、東海道新幹線の東側を通過して近江八幡市安土町付近へ至るルート案です。
検討では都市計画決定済みの「彦根長浜幹線」を引き継いで、名神の彦根IC西側を経由するルートや現道拡幅案も比較されましたが、用地取得や周辺環境への影響などを考慮し、最終的に今回の「山側ルート」が採用されました。
北端の彦根市佐和山町へは、米原バイパスが2025年度に接続予定。米原バイパスがさらに南へ伸びる形で、いよいよ渋滞多発区間・彦根市市街地をバイパスする道路計画が本格的に動き出していきます。
【了】
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