都内走りやすくなった? 渋滞対策「ハイパースムーズ東京」約100か所 5年の成果出る

メニューもいろいろあります。ハイパースムーズ東京。

“ソフト対策”で8割の箇所に効果

 東京都都民安全推進本部は2022年3月28日(月)、都内の主要渋滞箇所へのボトルネック対策として2016年度から2020年度まで実施してきた「ハイパースムーズ東京」の結果を取りまとめました。

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ハイパースムーズ東京の一環として、赤いカラー舗装を施すなどして交差点周辺の違法駐車防止を図った箇所(画像:東京都)。

「ハイパースムーズ東京」は、既存の道路区間を活用し即効性のある渋滞対策として、ITS技術(道路や車両間の情報通信技術)も活用しながら、対策効果が高いと考えられる102か所程度を選定して行ってきました。主な対策例は次の通り。

・路線区間を特定して実施する信号制御の高度化(需要予測信号制御など)。

・渋滞箇所やルート別所要時間を表示した交通情報板の設置。

・通行対の幅を狭めて違法駐車を防止するなどの区画線の設置・補修。

・客待ちタクシーを収容するタクシープール、トラックの荷捌き用駐車スペースの設置。

 集計をまとめた73か所では対策後、交差点平均の旅行速度の上昇(旅行時間が短縮)が認められた箇所が、区部、多摩地区、東京都全体のいずれも約8割に上ったといいます。

 ちなみに、東京都では幅の狭い片側一車線の道路で右折待ちによる渋滞を緩和するため、右折車線を整備するなどの交差点の改築事業「交差点すいすいプラン」も進めています。

【了】

【どんな渋滞対策?】実施102か所と対策内容を画像で見る

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コメント

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1件のコメント

  1. 都内のタクシーの台数を減らせば、もっと走りやすくなる。
    駅前や交差点に長時間停車して、邪魔だし事故の原因になっている。