山梨のリニア実験線で走行試験が始まった日 -1997.4.3

25年前の4月3日、JR東海が山梨試験線で超電導リニアの走行試験を開始しました。

宮崎の実験線から移転

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「リニア・鉄道館」に収蔵されている超電導リニアモーターカーのMLX01(2017年4月、恵 知仁撮影)。

 1997(平成9)年の4月3日。試験車両「MLX01」を使用し、山梨実験線でリニア新幹線の走行試験が始まりました。

 山梨実験線は山梨県大月市から都留市にかけての18.4km。もともとリニア計画は1970年代から進められており、かつては宮崎県の日豊本線沿いにある「宮崎実験線」で実験が行われていました。

 宮崎から山梨への移転に合わせて、新たな実験車両「MLX01」が導入されます。先頭形状は、既存の丸みを帯びたものから鋭角状のものに変化。さらなる高速走行を可能にする設計思想が取り入れられました。MLX01は2003(平成15)年に最高速度581km/hを達成しています。

 この実験線での試験は、2011(平成23年)に終了。その後、山梨県笛吹市から上野原市にかけての42.8kmの新実験線が使用されていきます。

 試験終了までの14年間で、走行距離は約84.7万km。地球をおよそ21周する距離です。この試験結果をもとに、2011年に中央新幹線の整備計画が策定。リニア新幹線はいよいよ営業運転に向けて動き始めるのです。わが国初のリニア新幹線である中央新幹線は、2027年の開業を予定しています。

【了】

【歴代のリニア実験車両を見る】

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