ひとり旅が大多数でも「青春18きっぷ」複数名で利用しますか?「無くして大騒ぎ」の思い出も

「青春18きっぷ」をグループ利用するかについてアンケートを実施。518人から回答を得ました。グループで利用した場合、「ならでは」の苦労や楽しさがあるようです。

同一行程なら複数人で同時利用が可能

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東海道本線の静岡地区を走る211系電車(恵 知仁撮影)。

「乗りものニュース」では2022年3月8日から16日にかけて、「青春18きっぷ」を利用する際の同行人数に関するアンケートを実施。518人から回答が集まりました。

「青春18きっぷ」はJR旅客各社が春・夏・冬に発売する企画乗車券で、普通列車が5日分乗り放題となります。同一行程であれば複数人が1枚をシェアすることも可能で、たとえば「3日分」を「3人で1日分」として使用することもできます。

 その「18きっぷ」を利用した鉄道旅行。ひとり旅がいいか、グループで行くのがいいか聞いたところ、全体の87%が「ひとり」「どちらかといえばひとり」と回答。「どちらかといえばグループ」は8.5%、「グループ」は1.7%となっています。

 また、「実際にいままで利用した中で、最大何人グループで旅行したか」をたずねました。「ひとり」が47.5%、「ふたり」が21.3%と続くなか、「5人グループ」つまり1枚を5人組で1日で使い切った、と回答した人が39人いました。さらに、「6人以上」と答えた人も19人いて、中には「10人」「15人」という大規模なグループも。

 そのほか、グループでの「18きっぷ」旅行ならではの思い出も多種多様。「旅の相方が18きっぷを途中で紛失。その後の旅路は運賃を払うハメに」「メンバーが寝坊で遅刻」「子どもふたりと行ったら、途中で飽きてなだめるのが大変」といったトラブルもつきものですが、やはりかけがえのない体験として以下のような回答もありました。

・仙台から浜松まで、友人と普通列車だけで11時間の旅をした。1人ならきつい長時間乗りっぱなしの旅も、話し相手がいるといくぶん短く感じた。
・参加者の知恵を総動員して、ワープしたりショートカットしたり、楽しかった
・乗降駅が違うメンバーといかにして効率的に合流するかを練りに練ってた思い出があります。
・中長距離列車を中心とする車両の「ボックスシート」を利用する際、4人がけのところ5人グループでやってきて「誰かが座れない…」と気まずい雰囲気になった

 ちなみに、1996(平成8)年までは長らく、「5枚切り離し」という形で販売されていた時期がありました。その時期は「苦労して皆で行程を合わせる」必要が無かったため、「2日行程で、2回分+3回分に分けて集合、解散場所を変えた」など、その頃を懐かしむ声も見受けられました。

【了】

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