ウクライナ産の世界初「珍エンジン搭載の飛行機」どんなもの? 「ムリヤ」も開発のアントノフ社製

「An-70」の近況

 An-70の開発当時、民間向けの機体An-70T、ヨーロッパ向けのAn-7X、空中給油型のAn-112KC、胴体と主翼を延長して大型化したAn-170などが計画されましたが、どれも実現には至りませんでした。

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世界最大の飛行機、アントノフAn-225「ムリヤ」(画像:アントノフ社)。

 一方で近年では、大気層を破壊し、環境に負荷のかかる化石燃料を主とするガス・タービン系のエンジンに取って代わる後継エンジンの開発が急がれており、その一つとして、水素燃料や電池を動力としてプロップ・ファンを採用する研究が進められ、再び注目を集めました。その一環として、ウクライナ・ロシアが力をあわせ、既存のAn-70を改修して飛行実験が再開されました。

 そして、2015年にはウクライナ空軍からの発注を受け、An-70の量産が開始されたと報じられています。

 世界最大の航空機として有名なAn-225は飛行可能な1機が破壊された映像が公開されていますが、たった1機残ったAn-70は話題になっていません。どこにあるのでしょうか。無事、保存されていることを期待したいと思うのは、はかない夢でしょうか。

【了】

【写真】すごい形… An-70の「花びらみたいなプロペラ」ドアップで

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コメント

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1件のコメント

  1. この不思議な音、似たような音なら扇風機でも聞けます。
    あんまり見かけませんがファンが4枚や5枚じゃなく細いのが10枚以上の花のように見えるやつです。
    ただ動画のように騒がしいのでおすすめはしません