地上48階、東急歌舞伎町タワー翌23年4月開業へ 建築デザインは「水」をモチーフ

空港連絡バスの乗降場整備なども。

回遊性向上・にぎわいの創出

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東急歌舞伎町タワー(画像:東急)。

 超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」の開業が、翌2023年4月に決定しました。

 東急歌舞伎町タワーは2019年8月に着工。新宿・歌舞伎町の「新宿TOKYU MILANO」(新宿ミラノ座)跡地で建設が進みます。高さは約225m、地上48階・地下5階、延床面積は約8万7000平方メートルです。地下1階から地下4階まではライブホール、地上1階から5階まではラウンジや店舗など、6階から8階までは客席数約900を備えた劇場、9階から10階までは約8スクリーンを擁する映画館、18階から47階まではホテルがそれぞれ入ります。竣工は翌2023年1月11日が予定されています。

 建築デザインは「水」を外観モチーフに「噴水」としてイメージしています。これは歌舞伎町エリアにかつて川が流れていたことや、現在でも歌舞伎町弁財天が水を司る女神として祀られているため。「水」を同エリアの根源的な要素と捉え、根底に流れる水のエネルギーが噴水のように天に伸びる姿や、水の持つ純粋さ、常に変化する柔軟さ、透明な水と白い水飛沫が多層に重なり合う優雅な姿を表現しています。

 ブランドロゴは、デザインエレメントとロゴタイプを組み合わせて構成されました。デザインエレメントは、外観モチーフである噴水の要素と、ピアノの鍵盤や音響機器のイコライザーといったエンターテインメント性を内包。ロゴタイプは、複数のブロックの組み合わせでできており、文化やコンテンツ、行き交う人々など、様々な要素から成る歌舞伎町の多様性を表現しています。

 周辺では、東急歌舞伎町タワーとともに歌舞伎町一丁目地区開発計画も進行中です。空港連絡バスの乗降場整備や、西武新宿駅前通りのリニューアルなどを実施するとともに、隣接するシネシティ広場を中心とした公共空間と一体で再開発を行い、回遊性向上やにぎわいの創出に寄与するとしています。

【了】

【イメージ図】西武新宿駅前の改良後(職安通りとの交差点)

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