海上自衛隊の最新鋭護衛艦「もがみ」三菱重工長崎で就役 配備は横須賀

掃海任務に就くため、艦長も掃海経験あり

 もがみ型護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加え、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、対応可能なのが特徴です。

 海上自衛隊の説明では、掃海任務などに就く際は、数ノットでの低速航行や停船状態、カニ歩きなどを行うため、燃費のいい機関としてCODADを採用したといいます。

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護衛艦「もがみ」の引渡式および自衛艦旗授与式で配られた小旗(2022年4月28日、乗りものニュース編集部撮影)。

 今回、艦長に就任した関2佐は掃海業務の経験もあるそうで、加えて乗員のなかにも掃海員がいるとのこと。そのため、このタイプは掃海員が乗り込む初の護衛艦でもあるといいます。

「もがみ」の配備先は神奈川県にある海上自衛隊横須賀基地で、掃海隊群の直轄艦として当面は運用されるそうです。すでに2番艦「くまの」が先行して就役し、横須賀に配備されているほか、2023年3月までに3番艦「のしろ」、4番艦「みくま」も進水しており、この2艦も2023年に就役する計画です。

【了】

※誤字を修正しました(4月28日23時00分)。

【全景や俯瞰も】新鋭艦「もがみ」のディテールをイッキ見

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