北海道新幹線・札幌延伸 最後のトンネル区間が掘削開始へ 全40工区が着手済みに

工事も折り返し地点を迎えたでしょうか。

延伸区間の総延長は約17万メートル

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北海道新幹線H5系(画像:写真AC)。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2022年5月26日(木)、北海道で建設が進められている北海道新幹線の札幌延伸工事について、新小樽~札幌間で進められている「札樽トンネル」(延長26230m)のうち、西から2工区目の「銭函工区」(延長4000m)の掘削を開始すると発表しました。掘削開始は27日(金)です。

 この工区の掘削開始をもって、新函館北斗~札幌間にあるトンネルは全工区で着手済みとなります。トンネル総延長は約17万m、そのうち4月時点で、約半分にあたる8.6万mが掘削済み。一大プロジェクトはいよいよ折り返し地点を迎えます。

 札樽(さっそん)トンネルは長大トンネルのため、石倉・銭函・星置・富丘・札幌・桑園の6つの工区に分割して工事が進められます。4月には星置・桑園の2工区が掘削開始していました。本工区は銭函地区の春香山登山口付近から斜坑で工事現場へ到達し、そこから小樽方面へ掘進していきます。

【了】

【札幌延伸工事 現在の工事状況を見る】

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