ジャンボフェリー32年ぶりの新造船「あおい」進水 明石海峡に“動くテラスリゾート”

瀬戸内海の中距離フェリー「ジャンボフェリー」、その32年ぶりとなる新造船が進水しました。船体の大型化や客室の豪華志向といった近年の傾向に加え、コロナを経ての新趣向も。4~5時間の乗船時間はどう変わるでしょうか。

自転車持ち込みOK ドライバーズエリアも超快適!

 プレミア席専用エリアには、風呂や足湯もあり、瀬戸内海の景色を眺めながらリラックスすることができます。また、サイクリング需要が高まっていることを受け、船内にはロードバイクを輪行袋に入れずに持ち込めるサイクルピットを設置。ピットを利用するとプレミア席専用エリアにも入室が可能となります。

 大型ドライバー専用エリアは、一般客室と完全に分離。シングルベッドの個室、専用シャワールーム、ランドリー、給湯設備などが用意されています。

 これら設備に加え、高い換気能力と深紫外線(UV-C)殺菌デバイスを備えた空調システムも導入するとのことです。

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ジャンボフェリー新造船「あおい」(深水千翔撮影)。

 運航性能の面では、浅喫水・全面無柱フルフラット甲板対応型2サイクル1機1軸推進システムや、高速離着岸デバイスなどのパッケージ化により、大幅な燃費削減と環境性能の向上が図られています。衝突などで浸水した場合でも、残る浮力で船体を安全に維持するための国際安全基準に適合しているほか、大規模災害時には、乗客の避難に役立てるよう、ストレッチャーごと載せられる大型エレベータも装備するといいます。

 ジャンボフェリーの山神正義社長は新造船について「トラックドライバー不足の世の中にあって、シャーシのみの無人航送に対応できる船型。環境に優しく、コロナ対策も十分にできる」とアピールポイントを紹介し、「地元の皆さんから愛される船になってほしい」と期待を示しました。

【了】

【ものすごく多彩な設備!】新造船「あおい」船内&進水式レポ 写真で見る

Writer:

1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。

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