「四国新幹線」は実現するか 全国の新幹線フィーバーから蚊帳の外 地元の危機感
「3方向枝分かれルート」実現なるか?
基本計画に示された2路線の新幹線のうち、四国新幹線整備促進期成会がイメージしているのは次のルートです。岡山を起点とした四国横断新幹線を基本としつつ、瀬戸大橋から高松・徳島方面、高知方面、松山方面の3方向へ枝分かれします。このルートが、費用対効果が最も高い試算とのこと。
このルートにて、リニア中央新幹線との連絡が図られた場合、四国4県都から東京までの所要時間はそれぞれ3時間以内まで短縮されるといいます。沿線人口は338万人、1kmあたりの人口は1万1200人であり、北陸新幹線や北海道・東北新幹線のそれを大きく上回り、期成会は「人口集積からみて、当然実現されるプロジェクト」と訴えています。
加えて、在来線(本四備讃線)が通っている瀬戸大橋は新幹線規格であり、今あるインフラが有効活用できるとしています。
四国経済連合会によると、リニア中央新幹線の大阪開通に合わせて、四国新幹線も開業することを目標にしているとのこと。それは、後ろ倒しになる可能性もありますが、早くて2037年です。
期成会は6月7日(火)にも、国土交通省へ四国新幹線の導入に向けた要望活動を行います。
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