エアバスの「前例のない」新型機「A321XLR」が初飛行完了 A320ファミリーの”超長距離型”
A321で10時間ノンストップも。”ある意味乗りたい新型機”かも。
初飛行は4時間35分
エアバスは、開発を進めている旅客機「A321XLR」(機番:F-WXLR)が2022年6月15日、初飛行に成功したと発表しました。初飛行は、ハンブルク・フィンケンヴェルダー空港発着で約4時間35分実施されたとのことです。
A321XLRはエアバスのベストセラー単通路旅客機、A320ファミリーの胴体延長タイプ「A321neo」をベースとした派生型です。その特徴は同社が「単通路機として前例のない」と評する航続距離で、最大約8700km(4700海里)を飛行できるとのこと。型番末尾の「XLR」は「エクストラ ロング レンジ(超長距離)」の略です。同型機は、大きな需要のない長距離路線をはじめとする「新たな航空路線の開拓につながるモデル」(エアバス)としています。
今回の初飛行では機体の飛行制御、エンジンや主要システムのチェックなどをさまざまな速度帯で実施したとしています。A321XLRは現在、20社超から500機以上の注文を獲得しており、就航は2024年初頭を目指しています。
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