LCC「スプリング・ジャパン」、JALの仲間入りから1周年 今後はいよいよ「中国特化型」に舵切りへ
スタッフの制服も変わりました!
下期にはマーケット開くか?
2022年6月末でJAL(日本航空)グループとなり1周年を迎えたLCC(格安航空会社)、スプリング・ジャパン。これを記念したイベントが、7月1日に成田空港で開かれています。見送りが実施されたIJ833便(成田→新千歳)では、社員による見送りが実施されたほか、搭乗記念品の贈呈なども実施されています。
スプリング・ジャパンは、中国の大手LCC(格安航空会社)の春秋航空グループとして2012年に設立。その後コロナ禍のさなかである2021年に、JAL(日本航空)の連結子会社となりました。JALグループでは、ポストコロナでも底堅いとされているレジャー需要を取り込むべく、「中国特化型LCC」の役割を担います。
現在スプリング・ジャパンでは厳格な中国の入国体制が敷かれているなかでも、成田~ハルビン線を週1便運航するほか、成田~南京・天津線も運航。「コロナ次第ですが、下期にはマーケットが開くとも想定されています。現在は1便あたりの席数制限がありますが、出せば乗ってもらえる状態です。今後、中国側の制限がなくなれば、いつでも飛ばせるように準備を進めており、どんどん便数も増やしていきたいです」同社のオペレーション本部兒玉 洋副本部長は次のように話します。
見送り実施便のIJ833便は118人が搭乗。同社では国内線の運航も継続されており、夏季期間には一部路線で増便も計画されています。
ちなみに、スプリング・ジャパンでは、1日から成田空港の地上係員にとある変化が。地上スタッフの制服が、JALグループのものから、この日からグリーンのカラーリングにポロシャツ系のものに。これはスタッフの移動距離が多い成田空港第3ターミナルでの勤務に対応すべく機能的なデザインとなっているそうで、この1周年の機会にあわせ、導入されたとのことです。
【了】
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