まだ現役!? 初飛行から半世紀超のソ連「Tu-154」なぜヒット? ロシアの空港にピッタリだったワケ

ソ連・ツポレフ設計局が手掛けた3発ジェット旅客機「Tu-154」が、1968年10月3日に初飛行しました。40年以上にわたり1000機以上が製造された機体は、なぜここまでヒットしたのでしょうか。

Tu-154、なぜ大ヒットに?

 Tu-154は、着陸装置の大型化やタイヤの緩衝装置の構造を工夫したことで、舗装していない滑走路へも着陸が可能であったほか、高出力エンジンの搭載で高地にも対応、そしてほぼすべての気候帯で運用ができました。また、エンジンを後部に配置したことで、主翼下にエンジンを備えたモデルよりも胴体高さを抑えられ、特殊な設備を必要とせず乗り降りができたのもポイントです。

 これは国土が広く、気候の厳しいエリアが多いソ連で、就航ネットワークの拡充に直結しました。

Large 20221004 01
ウラジオストク空港。ここには「Tu-154」が静態保存されている(乗りものニュース編集部撮影)。

 その後Tu-154は騒音の少ないエンジンを搭載した派生型など、時代に応じたアップデートが続けられながら、ロングセラー旅客機となりました。生産終了の発表は1997年のことでしたが、シリーズ最終機の生産はロシア国防省むけの機体で2013年のこと。40年以上も生産が続けられた機体となります。

 Tu-154は現在、旅客機としての運用はほぼ終了していますが、別の役割をもって運用を継続していると見られます。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると2022年9月になっても、ロシア国内をTu-154国有機がフライトした形跡が確認できます。

【了】

【写真】ソ連機らしかぬルックス!? 「Tu-154」をいろんな角度から

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. Мяу 🐱

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス