エンジンの位置スゴイ! エンブラエルが異形のターボプロップ旅客機開発中 利点は?
ありそうでなかった!!!
客室内の騒音も低減?
ブラジルの航空機メーカー、エンブラエルの商用航空事業のCEO(最高経営責任者)アルジャン・マイヤー(Arjan Meijer)氏が公式Twitter上で、同社が開発中の次世代ターボプロップ機について投稿しています。この機がプロペラ駆動で飛ぶ旅客機のなかでは、異例のレイアウトを採用しているモデルとなっています。
同氏のツイートで投稿された画像によると、エンジンは胴体最後部についています。
このエンジン配置は、ジェット旅客機のなかでは一般的に「リアジェット機」として知られ、ボーイング727やダグラスDC-9系といった往年のモデルや現代のリージョナルジェット(地方間輸送を担う100席以下の旅客機)などでみられるレイアウトですが、これをプロペラ駆動のターボプロップ旅客機に採用するのは、まれなケースといえるでしょう。
同氏はツイートでこの「リアターボプロップ機」は、従来機よりも高速で、運用コストが低いほか、客室内の騒音を低減できるとしています。
【了】
実はこの構想には既視感がある。タイトルは忘れたが30~40年前の雑誌でダグラス社がMD80・90シリーズのバリエーションとして同機のジェットエンジンと同じ位置にそれの代わりにADP(アドバンスドターボプロップ)を取り付けることを研究している、という話題で想像図も載っていた。