激レア「4灯式の黄色点滅ランプ」東京の国道で発見 ダブル点灯になった理由とは
世田谷区の国道の分離帯に、黄色のランプが4つ点滅する珍しい点滅器があります。高速道でも稀に見られるこの黄色ランプ、なぜ2つ式でなく4つ式が使われているのでしょうか。
採用事例が少ない4灯式
高速道路の出口分岐部や、アンダーパスと側道の分岐部に設置されている、「黄色い点滅ランプ」。これは「ブリンカーライト」と呼ばれ、分離帯への衝突を防ぐためにドライバーへ注意喚起する目的があります。
通常は上と下で交互に点滅するものですが、東京都世田谷区の国道246号で、少し変わったタイプのブリンカーライトを見かけました。
これは上と下に2つずつランプがあり、「上2つ→下2つ」という点灯をおこなっています。なぜここだけランプが2つずつなのでしょうか。
道路を管理する国土交通省 東京国道事務所にたずねたところ、「この地点ではブリンカーライトの設置スペースが限られており、通常のものよりも横幅が狭いものを採用しました」とのこと。イワタ工業が販売する製品で、一般的な製品は直径200mmですが、これは半分の直径100mm。そのかわりランプの数が縦に2倍になっているのです。このスリムさで、橋の高欄(側壁部)にも取り付け可能といいます。
先述の国道事務所では、管轄内で把握している設置地点はここだけとのこと。全国に目を向けると、首都高の複数出入口をはじめ、長野道・中央道の岡谷JCTや福岡都市高速の天神北出口、名古屋高速の東片端JCTなど、いくつか設置事例があります。発光パターンは製品により「上2つ→下2つ」だけでなく「1・3番目→2・4番目」といったものもあるようです。
【了】
直径半分、灯数2倍 ・・・ だと合計面積は半減してしまいませんか? 大丈夫なのでしょうか