激目立ち!! ついに「緑のANA機」国内線へ! 2号機が”らしい形で”定期便就航 担当機はどう決めた?

初便では機体の文字に用いられた燃料を使用

 今回就航した「ANAグリーンジェット」の初便では、胴体右側に描かれている「”SAF” Flight Initiative」のロゴメッセージにも示された、「SAF」が用いられました。

 これは持続可能な航空燃料というもので、化石燃料以外を原料として用いられているのが特徴です。SAFは、たとえば動植物油脂や廃食油、都市ゴミなどを原料に製造。従来の燃料と同等のクオリティや規格を維持しながらも、原料がエコなぶん、二酸化炭素排出量の削減効果が加わります。

 今回用いられたSAFは羽田~福岡線の10%強となる1000L。ANAによると、この便は、国内線定期便で初めて、商業規模で生産されたSAFを使用したものとなったそうです。

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羽田空港を出発する「ANAグリーンジェット」2号機(2022年11月14日、乗りものニュース編集部撮影)。

「ANAグリーンジェット」塗装をまとったボーイング787は、ANAが開発の後ろ盾となる初期発注者「ローンチカスタマー」として開発。低燃費など環境へ優しいというところもセールスポイントとする旅客機です。担当者によると「ANAグリーンジェット」は、「最初から787(をグリーンジェット塗装にする)というのは決めていました」と話します。先述の2機が選ばれたのは、「整備パターンなどを見て判断したもので、塗装塗り直しのタイミングで特別塗装をまとうのが、環境負荷の観点から一番良いと判断したため」とのことでした。

 ANAではこの「ANAグリーンジェット」2機を国内・国際の両路線で、中長期的にこの塗装をまとった状態で運用するとのこと。担当者によると、「この特別機でサステナブルを先端技術を実証しそこで問題がなければ、違う機材でも変換し、取り組みを進めていく」としています。同社では今後も、機内サービスや運航オペレーションの面で、さまざまなサステナブルな取り組みを進めていくとしています。

【了】

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