さらば"ニャンコフェリー" 神戸~高松の古参フェリー「こんぴら2」6日引退 33年の歴史に幕

“地球163周分” 高松航路の功労者です。

1989年就航

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猫の顔をペイントした「こんぴら2」(画像:ジャンボフェリー)。

 高松・小豆島航路を運営するジャンボフェリーは2022年11月28日(月)、神戸~小豆島~高松で就航していた「こんぴら2」が引退すると発表しました。最終運航は12月6日(火)です。

「こんぴら2」は1989年に進水。同年末から同航路に就航し、旅客定員475名、速力18.kノットで、総トン数は3633トンです。総航海距離は約654万キロで、明石海峡大橋を52493回くぐり、世界最多となっています。それを支える日本鋼管製のメインエンジンも、稼働時間は21万2600時間にもおよびます。

 就航から33年を迎えるこのベテランが、新造された「あおい」に譲る形で、引退を迎えます。最終便は神戸三宮を13時半に出航予定で、記念式典も行われます。

 2019年にはジャンボフェリー50周年を記念し、ネコのデザインをあしらった「ニャンコフェリー」として運航していました。後継の「あおい」は今年10月に就航し、「碧い海、蒼い空、青い風」をイメージとして、絶景テラスやサイクルピット、プレミア席専用エリアなどを装備しています。

【了】

【ベテラン船「こんぴら2」の航行風景】

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