ケチるな危険 スタッドレスタイヤ「溝50%」で交換すべき理由 夏タイヤより確実にシビア

凍結や積雪した冬の道路を走行する際の必需品「スタッドレスタイヤ」は、夏タイヤよりも溝が残っている状態で交換したほうがよいとされます。実は“溝50%”以下だと、死に直結する可能性もあるのです。

雨の高速でわかるスタッドレスの“弱点”

 もうひとつ、スタッドレスタイヤを使用する際に注意すべき重要な点があります。じつは「雨水に弱い」点です。大量の雨水を排水できる夏タイヤとは異なり、スタッドレスタイヤはアイスバーン表面に薄く張った微量の水を排水することに特化しており、ブロック間にある深い溝は、雪を踏み固めることに重きを置いた形状になっているためです。

 スタッドレスタイヤが持つこの弱点は、生活道路など車速が低い場所ではあまり顕在化しませんが、高速道路のような車速が高い状況では、タイヤの排水が追い付かずハンドルやブレーキのコントロールが不能になる「ハイドロプレーニング現象」が発生しやすくなるのです。

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新品のスタッドレスタイヤ。サイプの溝もしっかりある(小林祐史撮影)。

 現在のスタッドレスタイヤは雨の排水力も向上してはいるものの、近年の高速道路の法定速度は100km/h以上となっているところもあり、そのような場所では依然として危険性は無視できません。これは摩耗度に関係なく、新品のスタッドレスタイヤであっても同様といえます。

 スタッドレスタイヤ装着時には、タイヤの摩耗度を常に確認するのはもちろん、高速道路で雨に遭遇した場合は、速度を控え、ハンドルやブレーキ操作に細心の注意を払うことも、忘れてはならない点でしょう。

【了】

【実はタイヤに書いてある】すり減り具合を見る“ポイント”(写真)

Writer:

プラモデル雑誌の編集部から独立し、フリーランスライター、カメラマンに。バイク、車関連はモータースポーツからスタートしたが、近年は交通安全や道路事情等も取材。ドローン操縦にも挑戦中です。

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コメント

2件のコメント

  1. 4〜5シーズンで溝があっても交換します

    そのシーズンの時に雪道で少し強めにブレーキを踏んだ時の滑り感覚で交換時期を決めてます

    もったいないって全く思いません

    その気持ちが大事故に繋がる可能性ありますからね

    新品でも事故ると言う人は公道走行に慣れてないサンドラと言える

    備えておくことが大事

  2. スタッドレスタイヤであってもウェット性能は欲しいところです。散水融雪をしているところは大雨と同じコンディションです。

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