金正恩の専用機=ソ連の元「世界最大の旅客機」 エンジン4発まさかの尻! 独自スタイルすぎて疑惑も

4発後部エンジンなぜ…?「パクった!」といわれたライバル機

 Il-62は、この尾部にエンジンを4基搭載するスタイルの採用で、客室の騒音を減らし、快適性をアップさせたほか、空力特性や重量、コストなどを改善させたとのことです。

 なおこのスタイルは、イギリスの航空機メーカー、ビッカース・アームストロング社が1962年に初飛行させた「VC-10」でも採用されています。その真偽こそ定かではありませんが、東西冷戦下で似たスタイルをもったIl-62は、その初飛行がVC-10の翌年だったということもあり、VC-10の設計を模倣したともウワサされています。

 Il-62は当時ソ連の国営航空会社だったアエロフロートのモスクワ~モントリオール線で就航。同社では主力機のひとつとなったほか、1969年には、JAL(日本航空)の東京~モスクワ線において、日ソ共同運航という形でこの機が投入されました。

 また同型機は、搭載エンジンを変更することで静粛性を高めた派生型も生み出され、シリーズ累計では、300機近くが製造されています。

【了】

【写真】エンジンの位置凄いし…似てる! IL-62とVC-10の全貌を徹底比較

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コメント

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1件のコメント

  1. なんか東側が作った飛行機や戦闘機って結構特徴的な形な気がする。
    ll-62とb707みたいに、F-4とMig-23とかF-15とMig-25、Su-27のように、
    西側=保守的で強い(マルチロールで強い) 東側=それだけに特化した斬新な形
    のようなイメージがあるな..