ワーストは「大阪」 2022年交通事故死者数でる 大幅減の「神奈川・福岡」大幅増の“不名誉県”も

2022年中の全国における交通事故死者数が公表。26人減少するも、半分の地域で前年より増加しました。都道府県別でワーストは大阪府でしたが、増減に着目すると、取組みが功を奏した県や、不名誉記録を出した県が明らかになってきます。

現状維持では、死亡事故の上位になってしまう現実

 神奈川県に代わり全国ワーストになったのが大阪府です。2021年、大阪府の被害は神奈川県に隠れていただけで、差はほとんどありませんでした。2022年の大阪府の死者数は141人、大阪府としては前年よりたった1人増えただけですが、それでも全国ワーストです。

 愛知県は逆に増加数が全国最多でした。前年比で20人死亡事故を増やし137人。大阪府に続くワースト2位の不名誉な記録です。

 上位5都県をみると、東京都を除き4県で、死者数は前年より増えています。仮に神奈川県や福岡県の取り組みがなければ、総数で減少に転じることは難しかったかもしれません。

 全国の事故死者数を最少から見ると、下位5県で前年より死者が増えているのは1県だけ。上位5都県とは真逆です。また、最少の鳥取県は年間14人、大阪府の10分の1です。

 日本は2025年度までに事故から24時間以内の死者数を2000人以下、30日以内の死者数を2400人以下に抑えて、世界一安全な道路交通の実現を目指すことを決めています。

 谷 公一国家公安委員長が2023年の対策を説明します。

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谷 公一国家公安委員長(中島みなみ撮影)。

「こどもや高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、自転車の交通ルール順守の徹底、飲酒運転等の悪質・危険な交通違反の取締り等の多角的な取り組みを効果的かつ強力に推進するよう警察を指導する」

 運転者の注意や先進安全技術の向上で事故死者は減少傾向にありますが、油断はできません。

【了】

【速報】2022年中の交通事故死者数、都道府県別に多い順から(画像で見る)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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