学生渾身の魔改造? 新型フェアレディZ「SUV化」 2つの車ドッキング! オートサロン
リアは全然違う!(そりゃそうか)
学生製作 東京オートサロンに出展する「フェアレディ“X”」
見た目は新型フェアレディZ、でも正面から見ると明らかに「口」が大きい……スポーツカーの同車を「SUV化」したという珍車が、2023年1月13日から幕張メッセで開催される「東京オートサロン2023」に出展されます。
その名は「フェアレディX」。日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ課4年生が制作しました。ベースにしたのは、フェアレディZと、かつて日産が販売していたSUV「ムラーノ」です。
「もし、(フェアレディZの)SUVがあればどんな姿になるのだろう」という発想から制作を開始。体高やボディラインが全く異なる両車を掛け合わせ、美しいデザインにすべく、クラス全員でアイデアを出しあったといいます。ボディーカラーも「Z」のコンセプトモデルで発表されたオレンジを再現し、外装のパーツも自然な形に近づくようFRPなどで成形したそうです。
また、日産愛知自動車大学校は、自動車整備・カーボディ―マスター科3年生が制作した「セレナもくもくキャンパー」を出展します。
こちらは「セレナ」(C27型)をベースとして、「セドリック」(Y33型)を基調としたフロントに。跳ね上げ式にしたサイドドア、超大型ガラス張りルーフ、エアコン吹き出し口の風の流れを逆転させた車内換気システムの大幅変更など、板金塗装の技術を駆使した車両だということです。
制作期間は京都校が5か月、愛知校が2.5か月だったそう。日産・自動車大学校は「短期間の中で試行錯誤しながらも授業の集大成として仕上げたカスタマイズカー」だとしています。
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