「相鉄」沿線マンション価格“高騰” 東急直通後は家賃もさらに上昇か
「価格高騰は著しく」だそうです。
あそこなら2000万円台で…もうムリ?
不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」などを運営するライフルは2023年1月26日、相鉄・東急直通線の開業を控えた相鉄線沿線のマンション価格についての調査結果を発表しました。
相鉄線沿線は、3月18日に東急と相鉄ともに新横浜線(相鉄・東急直通線)を開業することで、東急線・東京メトロ線や都営線を介して東京都心部方面と直通でつながります。居住ニーズの変化が住宅価格や賃料にどう影響しているか、ライフルは今回、ハブ駅となる「西谷」「二俣川」の2駅と、その所在地である横浜市「旭区」「保土ヶ谷区」における平均価格の推移を調べました。
●中古マンション価格
「旭区」「保土ヶ谷区」内にある駅徒歩10分以内の中古マンションは、2019年12月の平均価格2525万円から、3年後の2022年12月は4056万円へ上昇。実に1.6倍(+60.6%)になったといいます。
さらに「西谷駅」「二俣川駅」徒歩10分以内の物件のみに絞った場合、2019年12月の2220万円から、2022年12月には4637万円へ上昇。伸び率としては2.1倍(+108.9%)を記録しました。
ライフルは首都圏のマンション価格が高騰する傾向を加味しても「西谷駅」「二俣川駅」付近の高騰は著しく、相鉄・東急直通線の開業がマンション価格に強い影響を与えているとしています。
●「賃料の推移」 学生さんもお早目に?
「旭区」「保土ヶ谷区」内にある駅徒歩10分以内の物件の平均賃料は、2019年12月に5万4884円、2022年12月では5万8108円となり、3年で5.9%の上昇だそうです。
一方、「西谷駅」「二俣川駅」徒歩10分以内の物件では、2019年12月に5万5057円、2022年12月では5万9220円となり、3年で7.6%の上昇になったといいます。
ライフルによると、一般的に相場賃料の上昇は遅いものの、3月の直通線開業以降は、さらに強含む可能性が高いとのこと。「相鉄・東急直通線および相鉄線沿線で賃貸を検討されている方はなるべく早めの行動をお勧めします」ということです。
【了】
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