双頭の巨人機は生まれるか? エンジン10発の巨大飛行艇が選考を通過 米国防総省

エンジンは驚異の10発

 GA-ASIの「リバティー・リフター」プランは、双胴型で主翼は胴体中程に設けた中翼配置です。エンジンはプロペラ駆動のものが10発あり、それらすべてが主翼上部に備え付けられています。尾翼は水平翼が上端に付くT字型形状ではあるものの、中央の水平尾翼は左右がつながった1枚形状となっています。

 詳しい性能は不明ではあるものの、GA-ASIのデビッド・R・アレクサンダーCEOは「MQ-9Bスカイガーディアンやシーガーディアンなどの無人航空機を開発してきた我々のノウハウは、リバティリフターの能力を向上させ、未来の貨物機の運用の幅を広げるのに役立ちます」と述べています。

 なお、今回の「リバティー・リフター」プログラムのフェーズ1では、GA-ASIのほかにAFS(オーロラ・フライト・サイエンス)の単胴型プランも選考を通過し、次のステップへと進んでいます。

【了】

【ライバル機はエンジン8発】AFSがデザインした「リバティー・リフター」と海自US-2ほか

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