「西多摩産業道路」2月部分開通 青梅線と八高線の踏切地帯に新経路 その効果

全通すると、あきる野市民の救世主に?

西多摩産業道路の延伸区間が一部開通

 東京都建設局は2023年2月7日、西多摩建設事務所が整備を進めている「福生3・3・30 号武蔵野工業線」について、21日(火)に約300mの区間を交通開放すると発表しました。

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中央が開通区間。手前で交わるのは多摩橋通り(画像:google)。

 案内上の通称は「西多摩産業道路」。福生市から青梅市方面へ通じる南北の道路で、JR青梅線と八高線の間を並行しています。現在は福生駅と東福生駅の間の「東福生」交差点が起終点となっていますが、これをさらに南へ約600m、多摩橋通りまで延伸する事業が進められています。

 このうち、今回開通するのは多摩橋通りからの約300m区間で、既存区間とはつながりません。また、4車線の計画ですが暫定2車線で開放されます。それでも、開通効果はありそうです。

 多摩橋通りはその名の通り、多摩川に架かる多摩橋であきる野市方面に通じており、あきる野と国道16号を行き来するため交通量が多い通りです。しかし、16号と交わるまでに青梅線と八高線の踏切を渡る必要があり、ボトルネックになっています。新規区間の開通で16号へのアクセス路が分散されそうです。

 現在は、西多摩産業道路の未開通部のほか、多摩橋通りが青梅線と交わる踏切では「志茂立体」の名で立体交差化も進行中。両方ができれば、あきる野方面から踏切なしで、国道16号も通らず西多摩産業道路を経由し、圏央道の青梅IC方面へ行き来することが可能になります。

【了】

【開通区間の位置(地図/画像で見る)】

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