ウクライナの象徴 唯一無二「世界最大の飛行機」とは? 露による破壊から1年 復活への動きも

破壊後の「ムリヤ」を巡るさまざまな動き

 An-225「ムリヤ」は、その規格外のサイズや完成までの経緯などで、“唯一無二”の存在感を放ち、同国内、そして世界の航空ファンから注目を集めてきました。また同機はある意味「ウクライナの象徴」的な存在であり、2021年のウクライナ独立30周年を祝賀するイベントでは、首都キーウ上空をフライトしています。

 そのような機体が破壊されたこともあり、2022年にはムリヤにまつわる、さまざな反応や事象が起こりました。航空機追跡サイト「フライトレーダー24」に破壊されたはずの「ムリヤ」の機影が、「FCKPUTIN(憎きプーチンめ!)」の便名で出現した「ムリヤの亡霊」事件や、同機をテーマとしたアニメ風のショートムービーをアントノフ社の公式SNSアカウントが公開し、世界中の航空ファンを感動させたことなどです。

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アントノフAn-225「ムリヤ」(画像:AntonovCompany)。

 また、アントノフ社は公式SNSで、大破した「ムリヤ」を終戦後に復活させる計画があると発表済み。ウクライナのゼレンスキー大統領も同様の計画を発表しています。

 この一環でウクライナは、パソコンなどでプレイでき世界的に人気のフライトシミュレーター「Microsoft Flight Simulator」を展開するマイクロソフト社とタッグ。2023年2月28日から同ゲームで有料で「ムリヤ」を登場させ、そのすべての収益を、同機を再建するための支援金としてアントノフ航空に支払うという取り組みも進められています。

 なお、「ムリヤ」には完成せずに地上に残ったままの2号機が存在し、再建計画はそれを活かしたものと見られます。今回の戦争の終結とともに、同機の今後についても、多くの注目が集まりそうです。

【了】

【写真】どこから見ても怪鳥! An-225「ムリヤ」の全貌&機内

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