昇仙峡へ直結「新山梨環状道路」国道20号バイパス新区間が測量開始 宇津谷~牛句

双葉JCT付近から時計回りに整備進行していきます。

甲府市北側地域を中央道へ直結

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中央道の韮崎IC付近。南側で新山梨環状道路が分岐する(画像:写真AC)。

 国土交通省 甲府河川国道事務所は2023年3月1日(水)、甲府盆地をぐるりと回る事業中の高規格道路「新山梨環状道路」について、北西端である事業工区「宇津谷~牛句」の測量作業に着手したと発表しました。

 新山梨環状道路は中部横断道の南アルプスICから反時計回りに中央市、笛吹市、昇仙峡などを経由して、甲斐市までをむすぶ計画道路。このうち、南アルプスICから東進して国道358号へ至る約9kmが開通済みで、そこから先は、西関東連絡道路につながる部分までが事業化済みです。リニア中央新幹線の山梨県駅(仮)とも接続予定で、甲府市街の渋滞を回避して甲府盆地を抜けられるネットワークを形成します。

 今回測量を行う区間は、JR中央本線・塩崎駅の西側の宇津谷地区から、中央道の接続部(甲斐IC・JCT設置予定)を経て、昇仙峡の玄関口である牛句ICまでの5km。2004(平成 16)年度に着工準備となっていましたが、いよいよ具体的な測量、そして詳細設計へと進んでいきます。

 この区間が部分開通すれば、「日本一の渓谷美」として国の特別名勝にも指定された昇仙峡が、一気に近くなります。試算では現在の最寄りの甲府昭和ICにくらべ、所要時間は約22分短縮が見込まれています。 

【了】

【「新山梨環状道路」ルートと整備状況】

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