離陸→もう車輪下ろすの!? 「日本最短の航空路線」とは 飛行機も運航方法も超ユニーク!

JALグループの地域航空会社、RACでは距離13kmの「日本一短い定期航空便」北大東~南大東線を運航しています。実はこのフライト、その短すぎる飛行距離以外にもユニークなポイントが見られます。

機材繰りまでユニークな「北大東~南大東線」

 日本一短い定期航空便として知られているのが、JAL(日本航空)グループで、同県を拠点とする地域航空会社、RAC(琉球エアーコミューター)が運航する、北大東~南大東線です。その空港間の距離はわずか13km。どのようなフライトなのでしょうか。

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南大東空港を出発するRACのボンバルディアDHC8-Q400CC(2020年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

 北大東・南大東島は、沖縄本島からさらに約400km離れた場所に位置。いわゆる、絶海の離島です。両島を結ぶ南大東~北大東線は、1997年10月に開設。この13kmという距離は、東京駅から羽田空港とほぼ同程度です。

 この路線では「三角運航」と呼ばれる、国内の定期旅客便としては珍しい機材繰りをしています。火、水、木曜は那覇→南大東→北大東→那覇、月、金、土、日曜は那覇→北大東→南大東→那覇というように、曜日によって回り方を変え、おもに南北大東島と那覇間の人の往来を支えています。このほか、南大東~那覇の直行便も、1日1便運航されています。

 使用される飛行機も珍しい型式が使用されています。50席を配するターボプロップ機、ボンバルディアDHC8-Q400CCです。機番末尾の「CC」は「カーゴコンビ(貨客混載型)」を意味しており、胴体後方約3分の1のエリアが貨物室というユニークなレイアウトを特徴とし、国内航空会社ではRACのみが導入しているモデルです。

「多くの島々で構成された沖縄圏域のお客さまのご移動のみならず、貨物輸送にも優れた輸送能力を持つ機材」。RACはこう説明します。

【写真でさっと見る】「日本最短航空路線」搭乗レポ

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コメント

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1件のコメント

  1. 今回(3月)この路線を水曜日に那覇から南大東経由北大東行き、帰りも火曜日に北大東から那覇の往復航空券を購入しようとしました。実はJALの料金変更の4月12日を挟みます。従来はこの条件でも往復航空券を購入できました。この路線は過去も、Webで購入が出来ず、空港に行ったり電話で購入できました。カード払いです。しかし今回、JALの電話が混んでいたので、仕方なく空いている北大東空港のRACさんに電話して、航空券を購入しようと思いましたが、どうしても往復の航空券が購入できず、取敢えず予約をお願いしましたカード購入手配が出来ないため、後日空港:宮古空港か那覇で購入しようとしました。そこで宮古空港に行って対面でキャンセルし、再度往復航空券を購入しようとしましたが、係の方のすごい努力にもかかわらず、この条件で購入できず、那覇-南大東/南大東-北大東/北大東-那覇のチケット3枚購入する羽目になりました。いくら4/12で料金変更になると言え、2つの往復料金の1/2で購入できないのは、何故なんだろう。システムが狂っているのではないだろうか。JALさんは過去に株でも破産しました。JALさん見て後で清算していただきたです。