人気じわり「船の御朱印」 どんな種類がある?「御船印」参加社が100社突破
船長のサイン入りの「御船印」も。
種類は約320種、累計販売数は約16.3万枚に
「御船印めぐり」を推進している御船印めぐりプロジェクト事務局は2023年4月19日、船会社などのプロジェクト参加社が100社を達成したと発表しました。
御船印は、寺社仏閣で押印される御朱印の船版となり、日本旅客船協会の公認事業として2021年4月から開始。各社の船ごとに独自の御船印があり、その種類は約320種、累計販売数は約16.3万枚(2023年3月時点)に上るといいます。御船印を貼る公式船印帳も販売されています。
御船印で特徴的なのは「マスター制度」があることで、参加社20社分の御船印を集めると「一等航海士」、40社分で「船長」に認定。シリアルナンバー付きの認定証を貰うことができます。
御船印の中には変わったものあり、神戸と高松を小豆島経由で結ぶジャンボフェリー「りつりん2」の御船印は、開くと小豆島のオリーブの木が飛び出す仕掛けが施されています。また、八戸と苫小牧を結ぶシルバーフェリーの御船印は、就航している4隻のフェリーの御船印を組み合わせると1枚の絵になります。
このほか、名門大洋フェリーでは新造船の就航にあわせて限定の御船印を発行したり、東海汽船では「初音ミク」とコラボした御船印が販売されることもあります。
御船印は現役の旅客船だけではなく、船の科学館や神戸海洋博物館などの博物館も参加。また、かつて青函連絡船で活躍し、青森港に係留保存されている記念艦「八甲田丸」もプロジェクトに加わる予定です。
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