国内初公開! 世界で1機の激レア飛行機へついに潜入!! 魔改造DC-10をさらに魔改造し「空飛ぶ眼科病院」に

「空飛ぶ眼科病院」どれくらい珍しくどんな機内なのか?

 MD-10は、DC-10の胴体をそのまま活用し、MD-11のコクピットシステムをレトロフィット。2人乗務を可能としたモデルです。そのためMD-11で搭載されている主翼両先端に立ち上がった「ウイングレット」もないなど、外観上もDC-10の仕様をそのまま受け継いでいます。

 しかし、MD-10を唯一運用していたフェデックスでは2022年末を持って同型機を全機退役。ただでさえ現在MD-10の姿を見ることが難しくなっているなか、その役割からさらにレア度の高い飛行機となっています。

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報道陣に公開された「フライング・アイ・ホスピタル」(2023年4月21日、乗りものニュース編集部撮影)。

 機内は9つの区画で構成され、最前方に旅客機の客席型で最前方に大型モニターを備えた機内学習スペース「クラスルーム」があり、「最も揺れづらく安定している」(オービスの担当者)という中央部に手術室を設置。最後部にはベッドを2床備えた休憩室を備えています。特に手術室は天井部分・床を強化するなどの改修が施されているほか、カメラを複数台設置し「クラスルーム」で手術の様子を見て、研修を行うことができます。

 なお、担当者によると「フライング・アイ・ホスピタル」は25日まで、パートナー企業むけの公開を終えた後、ベトナムへと向かう予定とのことです。

【了】

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