「自動車税の納付」迫るフィッシング詐欺 国土交通省が警告 “それっぽい”巧妙な演出の数々

まもなく家に届く自動車税の納付書。それを前に、国土交通省を名乗るフィッシング詐欺が横行していると同省が注意を呼び掛けています。自動車行政の一部デジタル化も進むタイミングを見計らった巧妙さもうかがえるものです。

巧妙! “それっぽい”架空演出の数々

 しかし、国交省を語る詐欺メッセージでは、架空の「自動車税等お支払いサイト」に誘導。そこで架空の未納金額を示して、電子マネー(Vプリカ)で支払うことを求めています。偽サイトでは、Vプリカの発行コード番号の入力や、Vプリカ購入時にレジで発行されるチケットの写真を撮影して送ることで支払いが完了するように装います。

 さらに、この架空の納税サイトでは、セキュリティアプリをダウンロードすることを求められることもあり、国交省は応じることのないように注意喚起しています。

 不信な詐欺メッセージが届いた場合は、都道府県警察の「フィッシング110番」の窓口に通報することで、メッセージに応じないことが必要です。

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フィッシング対策協議会のウェブサイトでも、「国土交通省をかたるフィッシング」として注意を呼び掛けている(フィッシング対策協議会ウェブサイトより)。

 フィッシングに関する情報の収集や提供活動を行う「一般社団フィッシング対策協議会」でも、国交省を語るフィッシングについて、入力やアップロードをしないように呼び掛けています。「個人情報やクレジットカード情報、プリペイド番号等の入力を要求された場合は、入力する前に一度立ち止まり、似たようなフィッシングや詐欺事例がないかを確認する」ことを、日頃から心がけることを奨めています。

 自動車税は4月1日現在の所有者を課税対象に、5月1日以降に順次発送されます。課税に対する関心が高まる時期を狙ったフィッシング詐欺にだまされないようにしましょう。

【了】

【え…巧妙】「偽お支払いサイト」お支払いまでの一部始終(画像で見る)

Writer:

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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